数理システム Common Lisp セミナー
9月21日に同僚の g000001 さんと数理システム Common Lisp セミナーに行ってきました。 こちらで資料が公開されています。遅くなりましたが、以下つらつらと感想を書きます。
CLMI(Common Lisp Machine Learning)は数理システムさんで開発されている機械学習のライブラリです。定番機能に加え、最近の流行の機能も実装されているようです。ライセンスはまだ考え中とのことで、ぜひオープンソースにしていただきたいです。
SBCL のスピンロックが thread-yield しているとは! だまされた、という気持ちw 確かに並列まわりの基本ライブラリは必要かもしれません。 Bordeaux-Threads あたりが充実してくれると嬉しいです。
AllegroGraph で GUI からクエリを作成するデモ。 Common Lisp っぽいインターフェイスでした。クエリは SPARQL にも Alegro Prolog にも変換できるようです。さらに拡張された loop でクエリを書く方法もあるようで、 SPARQL, Prolog, loop と好きな方法を使えるみたいです。 Prolog が一番面白いかな、と思いました。
あと、g000001 さんの 数理システム Common Lisp セミナ 2010-09-21 (2) でも書かれているとおり、竹内先生の機械語としての Lisp は興味深かったです。というより、すごくしっくりきました。 Lisp にはそういう素養があるんですよね。まさに Forth も同様ですし、私はそういう言語が好きなんでしょうね。改めて機械語の Lisp ができあがったら、喜んで Common Lisp を捨てると思います。